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株式会社アテナ

リメイクドラクエⅢの音楽はどうなるのか? 交響組曲「ドラゴンクエストIII」そして伝説へ・・・

ドラゴンクエストⅢの新作情報が公開された。
オクトパストラベラーと同じ、HD-2D版に一新され、プロモーション動画を見ただけで、まるで全く新しいゲームをプレイしているような感覚に襲われる。
しかも翌年にはⅠ&ⅡのHD-2Dリメイクも発表され、こちらも待ち切れない人が多いのではないだろうか?

しかし、リメイク版ドラクエⅢでは、すぎやまこういち氏はもういない。
キャラクター&モンスターデザインの鳥山明氏の絵も、パッケージからは消えてしまった。

ドラクエと言えば音楽のすぎやまこういち、キャラクターデザインの鳥山明、ゲームデザインの堀井雄二と三人のカリスマが合さってできた作品として有名だが、そのうちの二名が亡くなってしまっている。
幸いお二方とも、その遺志を引き継いでくれたお弟子さんが沢山いるようなので、お二人が残したものは完全には消えないと思う。

ドラクエⅢはファミコン版で発売され、スーパーファミコンで最初のリメイクがなされ、そこで『せいかく』『すごろく』などの新要素並びに隠しダンジョンが追加された。
ゲームボーイなどでも発売され、wii版ではドラゴンクエストⅠ・Ⅱと一緒に、リメイクではなくファミコン版、スーパーファミコン版の移植がなされている。
その後もアプリ版がリリースされ、アプリ版を基準にプレステ4などにも移植されている。

しかし、今回のHDー2D版並のリメイクはスーパーファミコン以来だろう。
どれだけ新要素が追加されるのか、楽しみでならない。
 

さて、今回紹介する劇伴は、ドラクエⅢの劇伴ということで、交響組曲『ドラゴンクエストⅢそして伝説へ…』である。
紹介するのに、出来るだけドラクエⅢに絞りたかったのだが、ドラクエⅢ単体で発売されているCDは何種類かあり、今回はファミコン版のドラクエⅢの組曲を演奏しているバージョンになる。

ちなみに、他の楽団だとロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団、東京都交響楽団のヴァージョンが発売されている。

どれも曲順は一緒でお馴染みの『ロトのテーマ』から始まり
『王宮のロンド』
『世界をまわる (町〜ジパング〜ピラミッド〜村)』
『冒険の旅』
『鎮魂歌〜ほこら』
『海を越えて』
『おおぞらを とぶ』
『戦闘のテーマ〜アレフガルドにて〜勇者の挑戦』
『そして伝説へ…』

流石に全部は紹介しきれないが、何曲か紹介してみよう。
まずはロトのテーマ。Ⅰ&Ⅱ。及びⅪで使用されたメインタイトルで、アレンジを変えてⅣ以降でも序曲として使われている。
これを聞いたことのない人間はまずいないだろう。

次に『戦闘のテーマ』ルイーダの酒場で仲間を募集し、初めてパーティを組み、アリアハンを出て、初めての戦闘がこの曲である。
そして宿敵バラモスを倒した後に訪れるⅠをやったことがある人なら見おぼえがある光景でかかるフィールド曲……『アレフガルドにて』……そこで向かえる最終決戦『勇者の挑戦』




ドラクエⅢの音楽はもうすでに完成されているので、特にいじることなくそのまま使ってほしい気もするが、せっかく新しくなるのだから、新しい音楽も聞きたい気がする。そんな期待を乗せて、最後はドラゴンクエストⅢのHD-2D版のプロモーション動画を見てお別れとしよう。

ときはきたれり……。

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