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株式会社アテナ

ガールズバンド物の原点! K-ON!! ORIGINAL SOUND TRACK Vol. 1

ぼっち・ざ・ろっく。ガールズバンドクライなどガールズバンド物が熱いようだ。
だが、その原点ともいえよう作品が、けいおん!!だ。

何をやっても全部だめ、高校入学当初から、部活も決められず「こうやってニートになっていくのね」と言われていた平沢唯が、意を決して入ったバンドそれが軽音部だった。そこで、ベースの秋山澪・ドラムの田井中律・キーボードの琴吹紬の三人に説得され(なぜなら四人揃わないと廃部だったから)止むを得ず入部しそこで放課後のティータイムを重ねながらギター&ヴォーカルとして覚醒していくという物語である。

どちらかというと日常系アニメで、それほどドラマティックなことは起きずに日常のやんわりした空気とガールズトークを楽しむアニメとなっている。連載されていたのはマンガタイムきらら。あまりの人気だったため、彼女たちが卒業した後の大学生編と唯たちが卒業してしまった後の軽音部を描いた後輩編の二種類が本編終了後に連載された。

アニメ化は、作画で定評のある京都アニメーションが担当しており、監督は山田尚子。シリーズ構成は吉田玲子となっている。
監督の山田尚子は『たまこまーけっと』『たまこラブストーリー』『聲の形』を手掛けた後、京アニを卒業し、『平家物語』を手掛けている。
吉田玲子は様々な作品を世に繰り出しているが、中でも『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』『平家物語』などがある。
他にも、脚本には花田十輝も参加しており、彼は、のちに中二病でも恋したいや境界の彼方、響け!ユーフォニアムなど多数の京アニ作品に参加している。京アニ以外なら、ラブライブなどがある。


劇中の彼女らのバンド名は『放課後ティータイム』。その放課後ティータイムの楽曲を網羅したアルバムも出ているのだが、どちらを紹介するか悩んだ挙句、オリジナルサウンドトラックである今作を紹介することにした。

劇伴作家は百石元。元々は作曲家で、様々なアーティストに楽曲を提供している。けいおんでも様々なキャラソンを手掛けており一話で流れる『翼をください』の放課後ティータイムとバンド名がつく前のまだまだ未熟な軽音部の演奏も彼が編曲している。

気になるサウンドを聞いてみよう。
まずは、次回予告など色々なところで流れるOne?more?tea?
いかにも日常系といった感じでほのぼのさせてくれる仕上がりとなっている。


次に紹介するのは……これは劇中歌なのだろうか?
記憶にないので調べてみたら、第2期の5話で使用されているという『あめふり』
オリジナルサウンドトラックⅠなのに、2期の分まで用意されてたのと驚きの一曲である。


最後に紹介するのは同じく1期では使用されなかった幻の一曲。
『うさぎとかめ』。平沢唯が歌っているが、かなり幼いか、かなりお婆ちゃんな印象を受ける。
こちらも調べてみたら1期では使用されておらず、2期の7話で使用されていたらしい。

ぼっちざろっくはマンガタイムきらら系統の作品だが、けいおんのヒットがなかったら、これだけのヒットはなかっただろう。
けいおんだけじゃない。バンドリやガールズバンドクライなどもなかっただろうと思う。
けいおんが、ガールズバンド物というジャンルを作ったと言っても過言ではな
今からでも遅くはない。もし未視聴な方がいるのなら、是非一度ご視聴あれ。

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