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竈門炭次郎の冒険が今始まる! 鬼滅の刃 竈門炭治郎 立志編 オリジナル・サウンドトラック

さて、テレビアニメでは柱稽古編が終わったあたりにこれを書いている。
鬼滅の刃のブームは不思議なもので、コロナ過で放送されていた立志編が口コミで話題になり、続編となる無限列車編が映画化され、コロナ過で誰も映画が上映できなかった環境で奇跡的に上映出来た映画である。
その影響か、それまで映画館に飢えていた客たちがこぞって子供ずれで観に行き、気がつけば一大ブームになっていた。
興行収入は400億円でスタジオジブリの『千と千尋の神隠し』を抜いて歴代1位となる。


立志編のお話は、鬼に襲われて、家族全員が死亡。唯一残った妹の禰?豆子も鬼となってしまう。
鬼となった禰?豆子をもとの人間に戻すため、炭次郎は水の呼吸を習得し、厳しい試練を経て、鬼殺隊に入隊するという物語である。

原作者は吾峠呼世晴と書いて『ごとうげこよはる』と読む。自画像ではワニの顔をしており、コミックスは23巻まで出ていて、既に完結している。
アニメ制作はFateシリーズで有名になったufotable。圧倒的な戦闘描写に定評があり、脚本もufotableが内製で制作していることが多い。


大正時代が舞台だからか、やけに難しい感じが使われておりいくらフリガナを振ってあっても読みにくいキャラがいっぱいいるため、アニメから入る方をお勧めする。ちょっと前に「漫画は常に読んでいる、特に鬼滅の刃が大好きだ。」という政治家に、「じゃあ、鬼たちの総大将のキャラクターの名前を挙げてください」という質問をあげて、答えられなかったから「お前鬼滅読んでないな!」という人がいたんだが、アニメを見て覚えていないならわかるが、漫画を読んで覚えていないならちょっとは情状酌量の余地はあると思う。呪術回戦もそうだが、最近は読めない漢字のキャラクターが出ることがとても多い。ブームなのだろうか?ちなみに鬼たちの総大将の名前は鬼舞辻無惨と書いて「きぶつじむざん」と読む。

さて、劇伴の話題に入ろう。今回の劇伴作者は椎名豪。元はバンダイナムコで働いていたこともあり、代表作には『テイルズ オブ レジェンディア』や『ゴッドイーター』そして『THE IDOLM@STER』などがある。

そして、今回の劇伴にはもう一人、有名な劇伴作家がいる。梶浦由記である。ガンダムSEED。魔法少女まどか☆マギカなどで有名で、サウンドトラックに収められているのは2曲だけだがその存在感は圧倒的である。

さて、最初に聞いてもらうのは、立志編で一番最初に炭次郎が出会った柱・富岡義勇のテーマである。
口下手で、コミュ障という結構痛いキャラなのだが、カッコいい所は最大限にカッコいい。
特に立志編の最大限の見せ場である那田蜘蛛山戦で炭次郎の絶体絶命の窮地に現れるところだろう。




その他、このO.S.Tには、泣けると評判の『竈門炭次郎のうた』が収録されている。
とても心洗われるバラードであり炭次郎の純粋さ・誠実さ・優しさとそれらからくる逞しさが表現されており、まるで炭次郎と出会った時のような感覚を覚える壮大なバラードとなっている。竈門炭次郎のうたはこのアルバムにしか収録されておらず、炭次郎の優しさに触れる機会はここしかない。



さて、最後になるが、アニメ版鬼滅の刃も、無限城編で終了となる。無限城編は三部作で劇場で上映されるとのこと。
最後は、そんな無限城編のPVでお別れしよう。

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