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株式会社アテナ

クリスマスに見たくなるSFライトノベル。 涼宮ハルヒの消失 Original Soundtrack

この記事を見るために見直したのだが、やはり涼宮ハルヒの消失は面白い。

恐らくもう、涼宮ハルヒを知らない世代も出てきているだろうから改めて紹介しよう。
原作は谷川流。京都アニメーション制作で2006年に第一期が制作され、2009年に再放送14話と新作の14話、合わせて28話が放送され、その中でもエンドレスエイトという話が、同じ話を8話微妙に変えて放送するというもので、色々と話題(というかクレーム)を呼んだ。夏休み終わりのループ時空に巻き込まれてしまうというお話で、リアルタイムで見ていた視聴者はいつになったらループから脱出するんだという人たちと、それぞれの回で策が監督の細かな違いを見比べて喜ぶ人と二つに分かれた。

2006年に放送された時点で、EDテーマの『ハレ晴レユカイ』のダンスの出来が素晴らしく、また、ハルヒがバニーガール姿で学園祭で披露する『God knows...』を歌ってみたり、真似する人や、ニコニコなどで動画にあげてみたりする人が増え始め、リアルタイム放送時ではすでに話題になっていた。

簡潔にお話を説明しよう。高校生になって、主人公のキョンは、涼宮ハルヒという美少女と出会う。ハルヒは言う。「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら私の前に現れなさい!」と。やがて、自分から待っていては何も変わりはしないと悟ったハルヒは、キョンを巻き込み、学校の非公式クラブ『SOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団)』を作り出す。そしてそこに集められたのは、事情があって正体を明かせない宇宙人・長門有希、未来人・朝比奈みくる、超能力者・古泉一樹たち。それもそのはず、涼宮ハルヒは、自分でも無意識のうちに、世界の常識を大きく書き換えてしまうほどの能力を秘めた少女だったのである。

さて、そんな中2010年に待望の劇場版『涼宮ハルヒの消失』が上映される。タイトルのように、クリスマスを目前に、朝起きたら、涼宮ハルヒがいない世界になっており、長門有希も普通のおどおどした文学少女になり、朝比奈みくるとは接点がなく、古泉一樹においては9組というクラスごと消失している状態。もちろんSOS団なんてものは存在せず……という物語。

劇伴の中でおススメは、涼宮ハルヒのいない世界で戸惑うキョンが唯一の手掛かりである『鍵を集めよ』という課題に成功し、パソコンが起動し始め、ハルヒがいないこの世界か、元居た世界かどちらがいいのか決めよというトラック14『READY?』
厳密にはこのソーンの前に流れるのだがそれまで重たい空気がったのが、希望を見出され、世界が一変する明るい曲になっている。



劇伴でもう一曲紹介したいのがジムノペディ第1番。これはDISK2に収録されており、第2番が本編では使われている。
CMや劇場予告などでこの曲が使われている『涼宮ハルヒの消失と言ったら、これ』というような有名クラシック音楽である。



さて、最後に劇場版予告を見てお別れしよう。
これからも、世界を大いに盛り上げるジョン・スミスをよろしく!

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