ペルソナ3が発売して数ヶ月経つ。
もうクリアした人もいるのではないだろうか?
今作には、DLCとしてPS2版『ペルソナ3FES』にしか存在しなかったエピソードアイギスが収録されている。
自分も早くやりたいが、真女神転生VVも発売され、数か月後にはメタファーも発売されるため、今回は泣く泣く見送っている(いずれはやるが)。
とはいえ、ペルソナ3は初期もP3Pも完全クリアしているので、やりたいという気持ちはある。
そこで、今回はペルソナ3を振り返る……というわけではないが、ペルソナ3の劇伴を振り返ってみようと思う。
ペルソナ3は2までのまがまがしさが消え、スタイリッシュでオシャレでカッコいい現代のペルソナシリーズに続くカッコいいペルソナの始祖である。
無論、それまでが面白いわけではない。ペルソナ2は罪と罰とを分けた二部作だったが、「大人になるってどういうこと?」という人間の核心をついたテーマ性とメッセージ性があり。俄然面白かった。
私は、ペルソナ2の罪はクリアしたが、罰で防空壕の中に閉じ込められてしまい、そこから出られなくなって、プレイを断念した。キャラクター目線で言うと、防空壕で置いてけぼりなんて、酷い話である。しかし、後日アトラス社員の方にお話を伺ってみたところ、そこには致命的なバグがあり、抜け出せない人は自分だけではなかったらしい。
ペルソナ3は、それまでのシステムを一新。ダンジョン探索に挑むダンジョンパートと、仲間との絆を深める日常パートが存在する。
特に面白いのが、仲間との絆を深める絆パート。特定の人物と仲良くなると『コミュニティ』というものが発生し、仲魔を召喚した時にボーナスポイントが得られたり、より強力な悪魔が召喚できるようになる。彼女や彼氏(彼氏は女主人公を選べるP3Pのみ)を作ることも出来てしまう。ギャルゲーか?とも言わせた逸品である。
そう、このゲーム、悪魔や天使、妖怪やドラゴンなどを自分のペルソナ(別人格)として召喚することで、技を繰り出すことができるのである。その時使うのが、自分のこめかみを銃で打ち抜くこと。なかなかの勇気が必要とされる行動である。
仲魔を集める手段も、それまでの悪魔会話形式と変わって戦闘後にシャッフルして獲得したカード形式になっている。
劇伴作家は目黒将司氏。ペルソナ3のみならず、ペルソナ4、ペルソナ5のサウンドを手掛けており、最近になってフリーになった。
では、劇伴を聴いてみよう。まずは戦闘音楽の『Mass Destruction』ラップ交じりのサウンドで戦闘にしてはオシャレすぎるだろうだろうが、これが通常のペルソナ3の戦闘音楽である。
そして、『時価ネットたなか』どこかで聞いたことがある音楽だが、それもそのはず。この『時価ネットたなか』の社長さんは悪魔のコミュニティの持ち主となっており、作品内では『時価ネットたなか』の商品をお手頃価格で買えたりもする。(よく訴えられなかったな)
最後に紹介するのは、『キミの記憶』。EDテーマ曲なのだが、これがまたゲームをプレイしてる間に流れてくると涙腺が崩壊するほど泣けてくるのである。
これだけは、ゲームをプレイしながら聞いてほしいが、特別に歌だけでも聞けるURLを貼っておく。