スマホのゲームと言えば、ソーシャル要素が強く、同じゲームをしている人が集まってレイド戦やら協力プレイすることに重きを置いていたことが多かった。
それは今のスマホゲーでは変わらないが、今回紹介するアナザーエデンは、従来のコンシューマーゲームの如く、ソーシャル要素を切り離した、完全シングルプレイ専門のスマホゲーで、リリースされた時はかなりの衝撃だった。
カエルが登場したり時空を旅したりと、かの名作『クロノトリガー』のオマージュした部分が多く見られる。
それもそのはずメインシナリオライターは加藤正人という人で、『クロノトリガー』その続編・『クロノクロス』などのシナリオを担当していた方なのである。
気になるあらすじを紹介しよう。
緑の村バルキオーで暮らすアルドは、妹のフィーナが魔獣に連れ去られたことをきっかけに、時空を旅して、過去、現代、未来を旅することになる。果たしてアルドは、妹フィーネを救出し、時空変動と呼ばれる怪奇現象を止めることができるのか?
と簡潔に話せば、こんな物語になる。
しかし、この物語は、メインストーリーの一部に過ぎない。現在メインストーリーは三部まで、外伝も全部プレイすることができる。普通のソーシャルゲームと違って、期間限定で遊べるイベントがなく、一度イベントが発生したら、そのままずっとイベントはいつでも受領できるところが、このゲームの最大の強みだろう。
コラボイベントなども、一度復刻したら、もうできないことが多いが、こちらも例外なく全ていつでもプレイできる。現在までにプレイできるコラボイベントは『オクトパズトラベラー』『テイルズシリーズ』『クロノクロス』『ペルソナ5ロイヤル』だ。(テイルズだけ2回実施されている)
残念なところを上げるとするなら、ソーシャル要素ではおなじみの季節限定イベントがない所だろうか?
劇伴の方を見ていこう。
広告的に大々的に宣伝しているのは、前著したシナリオライターの加藤氏と同じく『クロノトリガー』、『クロノクロス』などの音楽を務めた光田康典氏なのだが、厳密には光田康典氏が代表を務める『プロキオン・スタジオ』の作曲家が音楽を担当していて、全60曲中 光田康典氏が6曲、土屋俊輔氏が32曲、マリアム・アボンナサー氏が22曲制作している。
オリジナルサウンドトラック1とあるだけに、どれも頻繁に使われる楽曲ばかりで、プレイしているとどこかで聞いた曲ばかりである。
メインテーマともいえる『Another Eden ~時空を超える猫~』は光田康典なのだが、これがOPのカッコいい所で流れる。
また、一番数が多く楽曲を担当している土屋俊輔氏の代表曲と言えば、色々悩んだが、一番聞くことになるログイン中のこの楽曲だろう。
タイトルは『殺されし時よ、人よ』
それでは最後にアナザーエデンのディザーなどを見てもらいながらお別れしよう。