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株式会社アテナ

『鋼のボディのスポーツに何を見る?』 疾風!アイアンリーガー オリジナルサウンドトラック

この記事を書いている頃、ちょうどパリオリンピックが盛り上がっている頃である。
しかし、AIやeスポーツなどを見ていると、こんな世界も夢じゃなくなってくるのではないかと思う作品がある。
それが、疾風!アイアンリーガーである。

『疾風!アイアンリーガー』は、1993年(平成5年)4月6日から1994年(平成6年)3月29日にわたりテレビ東京系で放送された、サンライズ製作の熱血スポーツロボットアニメで、全52話である。

その後OVAが制作されたらしいが、そちらは見ていない。

遠い未来。ロボットが様々なスポーツを行うアイアンリーグはラフプレーが横行し、観客はおろか、実況・解説などのプレスまでもが破壊と暴力に興じる、ダーティな見世物と化していた。

そんなラフプレイに嫌気が差しサッカーロボットのマッハウインディはダークプリンスを退団。しかし、運営側は、退団したマッハウィンディに圧力をかけ、まともなところへ移籍できないようにしてしまう。そこへ現れた野球ロボット・マグナムエースに勧誘され、弱小チーム・シルバーキャッスルへと加入した。

面白いのは、野球ロボット、バスケロボット、剣道ロボット、アイスホッケーロボットと色々いるのだが、それらみんな個性を合わせて、サッカーをしたり、野球をしたりする。最初はラフプレイで勝負していたダークプリンスも、ラフプレイにめげずに正々堂々戦うシルバーキャッスルのメンバーたちを見て、自分も正々堂々戦いたいと思うようになってくるのだ。熱いスポコンである。

劇伴作家は和田薫氏で、著者はこの和田薫氏の大ファンである。
一番最初に買ったCDも和田薫氏の3×3EYES(高田裕三原作)の第二期OVA『聖魔伝説』のサントラだったし、それが影響してこのCDも買った。
CDはかなり探し回った。
当時は、演劇部に所属しており、それが影響してTVを見る時も誰が劇伴作家かチェックするようになり、その癖か、TVを見ると誰が劇伴をやっているかチェックするようになった。
アニメ版『金田一少年の事件簿』や『犬夜叉』『ゲゲゲの鬼太郎』(4期)などの音楽を担当している。

和田薫氏の音楽は、古き日本の日常風景のような音楽をしており、神話や時代劇にとても会う。
しかし、やはりプロなだけあって、それだけにはとどまらず、現代にも近未来にも通じる劇伴を作り上げる。

それでは、劇伴を紹介しよう。
『がんばれシルバーキャッスル!』は、主題歌をアレンジしたもので、これから試合が始まるという時に流れる曲(だったと思う)である。


次は『極十郎太参る』剣道のロボット極十郎太(山口勝平が珍しく渋い声を出している)のメインテーマだ。某ルパン三世の「つまらぬものを切ってしまった」的な人を想わせるが、全く関係はない。




さいごは、疾風アイアンリーガーのOPを見ながらお別れしよう。

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