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【トリ前】日本が世界に誇る「劇伴」の祭典!京都が日本で一番熱くなった京伴祭本番レポート!その4

京伴祭も後半戦。ここでついにメインMCである「天津飯太郎さん」が到着!本当に直前(なんと登壇前15分前!)に京都駅についたそうです。劇伴が好きすぎて、仕事が重なっていてもどうしてもMCがしたくて大急ぎで京都劇場に駆けつけてくれたそう。

そしてついに出演者もトリ前!超売れっ子劇伴作家の高梨康治さんが登場。和太鼓の類がドラムセットのように数々並んでいる様は非常に壮観。そしてなんと言っても音がカッコいい!日本人のDNAに直接響いてくるような三味線の音もまた心地よい。サスティーンがない分、こんなに沢山の楽器と合わさってもパキッと前に出てくる音なんだなぁと改めて感じた。

高梨先生はショルキー(TMNとかが使ってたりする、ギターみたいに立ったまま鍵盤を弾ける、肩から掛ける鍵盤楽器)を持って様々な音を担当。例えばいかにも80年代!といったシンセサイザーの音は、全体に広がりと華やかさを。オルガンの音は壮大さを全体に加えてくれる。バンドを率いる高梨さんにピッタリのスタイルだ。

尺八の音を、違う笛で代用しているのだろうか?黒くて曲がった形の笛を吹く方もいる。なんというか背筋が伸びるような音だ。

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大盛り上がり!

いきなり一曲目から大人気アニメ「FAIRYTAIL」の戦闘シーンで、共闘やトドメなんかの時にかかる楽曲!後ろの映像も相まって非常にテンションが上がります!

後ろに流れる映像も最高。みんなの魔力を集めて、今までのライバルや敵だった人たち、仲間達の呼び掛けや想いが集まって…というシーン。会場のお客様も立ち上がり、ものすごい盛り上がり!客席から演奏者たちに力を送る様は映像と重なりました…すごい光景です。

FAIRYTAILの楽曲が続く。ファンタジー色の強いイメージの楽器で、ハードロックやメタルで使われるようなリズムを使い、フェアリーテイル独自の世界を表現しているかのような曲。テンポの速い曲にストリングスの音ってこんなに映えるんですね。本当に会場は燃えているかのようでした!

高梨先生はMCの使いどころも、盛り上げ方も上手。ちなみに先生はFAIRYTAILではエルザ推しだという。そのMCの勢いのままエルザのテーマに入る。ちなみに会場のエルザ推しが少ないことに嘆いていましたが、筆者もエルザ推しです。高潔さ、力強さ、意志の強さを表すようなイントロ。そして高梨先生お得意のハードロック調にのせた激しい中にどこか品を感じさせるメロディが合わさる楽曲。力を入れて作ったのがわかります!

そしてライブの運びを見て高梨先生がバンド出身だというのがわかる。曲の説明などを省き、曲をどんどん繋げていくスタイルはまさしくバンドのライブっぽい。

そしてステージパフォーマンスもすごい。たくさん動いて楽しそうに演奏する様はこっちまで楽しくなってくる。それはお客さまにも伝わっているようで、どんどん立ち上がって前に行くお客様が後を絶たない。しかし、あの繊細そうなイメージの楽器の代表格であるバイオリンを弾きながらジャンプして、一切演奏がブレない事に本当に驚いた。

次の楽曲は世界的人気作NARUTO!どこの国でもNARUTOをやる時は「だってばよ」と高梨先生が言ったら、お客さん全員で「だってばよ」と返すというコールアンドレスポンスからはじまるという。京都でももちろん、だってばよを合図に曲が始まる!そして三味線と和太鼓がここで加わってくる!

NARUTOといえばこの曲!な動天という楽曲。これは血が沸る。最初のソイヤ!からもう会場のボルテージは最高潮。戦闘シーンでもよく使われるこの楽曲、影分身のナルト達が映像で暴れているように、お客さんたちも所狭しと京都劇場で盛り上がりまくる!

和楽器の音って、存在感がすごい。流れている映像は九喇嘛モードのナルトがヒナタを救ったシーン!かあっっこいいー!と思わず声が出そうになる。三味線の音が前に出てくるシーン、尺八が前に出てくるシーン、和太鼓がドコドコと鳴り響く中の忍界大戦シーンは胸が熱くなりました。そのままの勢いのまま「臨界」、そして高梨先生曰く「重くて速い」という轟地に立つ、はナルトと九喇嘛が向かい合い、話し合うシーンから。

そしてラストバトルのシーンも。全員が人間離れした強さになった元第7班のチーム、あの強いオビトをもってしても、軽くあしらわれるかのようなこのシーンの絶望感を思い出す。そしてカカシ先生とオビトの共闘。思い出される少年時代。ひたすら泣ける…

次は(新)キン肉マンのテーマ。オーディエンス参加型の劇伴を目指したというこの曲。まだ新しい曲ですが、覚えたら途中からみんなも歌ってください!とはじまる。アイドル超人たちが続々と歩いてくるー!案の定ジェロニモのやられるシーンも。

決めるところは決めるキン肉マンに相応しい楽曲。声を出していたオーディエンスもたくさん見受けられました!

ナルトにまた戻り、お次はメインテーマ。作中で、特に序盤はたくさん使われていたイメージの楽曲で、映像も少年時代のナルトに戻る。世界的にも大人気作品なのでもしかして曲の知名度で言えばこの曲が今日一番かもしれませんね。

曲中のドラムvs和太鼓みたいなところもあり、なんだかライバル関係っぽくて良かったです!

繰り返しになりますが、高梨先生は盛り上げるのが上手い!テンションを落とさずきいてくれ!その方が楽しい!とどんどんオーディエンスを引っ張っていく。

ラストの楽曲は「形勢逆転」。チヨバアとサクラの共闘の映像が流れる。ここのチヨバアカッコ良すぎて見てるだけで熱くなるのに、ド熱い楽曲がかかればそりゃ盛り上がらなきゃ嘘ってものです。

次のシーンは鬼鮫vsガイ先生のシーン!ガイ先生ってなんていうか、カッコ良くなさそうなとこからのカッコよさ(もちろん強さも)のインフレが一番半端なかったイメージ。男ウケナンバーワンキャラなイメージですよね。次はヒナタの覚悟のシーンかな!両手に宿ったオーラから、覚悟と努力が伝わる名シーン。

目まぐるしく変わる映像は、ラストに猪鹿蝶の三位一体のシーン!ナルトは本当に名シーンが多すぎです…。涙が枯渇するかと思いました。

本当に最後までオーディエンスに火をつけた高梨先生!大盛り上がりのまま大トリの林先生へ繋ぎます!

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